あんこ日記

仕事も育児もほどほどのゆるワーママ

Nobody is perfect:完璧な人間はいない

私が好きな英語表現の一つで、日常でもよく使います。例えばミスをして落ち込んでいる同僚に、この表現で声をかけたりします。誰もが自分の実力を知らず知らずに過信しているもので、つまらないミスをして落ち込みます。自分も例外でなく、imperfect(不完全)な存在です。けれども、ロールモデルには完璧を求めてしまいがちです。

 

初めての出産のあと7か月の育児休暇をとってそろそろ職場復帰するころ、仕事と育児が本当に両立できるのか不安だらけでした。職場には相談できる同じ立場の先輩どころか、結婚していない人がほとんで、そんな職場にもどるなんてやはり無謀なんじゃないかとぐるぐる考えていました。なんとか不安を払拭したくて、図書館や本屋でワーキングマザー関連の本を読み漁っていた時、ワーク・ライフバランス代表取締役社長である小室さんの本を読みました。その後も何度も読み返し、今でもよく思い出すメッセージがたくさんあります。「仕事を辞めてはいけない」というのもその一つです。中でも最も私を救った言葉は、「ロールモデルを一人に求めない」というものでした。

男性は、自然にいろんな上司(たいてい男性)を見ることができる環境にあるが、女性は、女性の上司がいたとしてもバリキャリ世代で子供はいないパターンなどが多く「ああはなれないなぁ」と思ってしまいがいち。仕事も家庭も私生活も充実した女性上司が自分の会社にいないのなんて当たり前だから(社外にだっていないかも)、「仕事の仕方は〇〇さんの真似をしよう」「母親としては〇〇さんのようなママになりたいな」というように、ある人の一部をいいとこどりしようということです。これにはハっとさせられました。ついつい社内に仕事と育児を両立している人なんていないから無理だと思っていたけれど、社外にはたくさんいるはず。これだけ保育園の数が増えてるんだし。そう思うと、いろんなことが吹っ切れました。

 

この「完璧なロールモデルを一人に求めない」という考え方は、まさにNobody is perfectだからです。理解しているつもりが、全然わかっていなかったんだなぁと痛感しました。有名人の恋愛スキャンダルを見ても、俳優というキャリアで成功したことと、その人の恋愛観や性格は関係ないからねーと思えるようになりました()